二つと同じ物はないのが魅力。本当に愛すべきものだけを置く。東京都M様邸

二つと同じ物はないのが魅力。本当に愛すべきものだけを置く。
東京都M様邸

日々飲むコーヒーにもこだわりを持っていらっしゃるM様。リビングには、わざわざ足を運んで目利きしたアンティーク家具やオーダーメイドのスワンチェア、プライベートで何度も訪れているラオスの民芸品、特注のステンドグラスなど一点物がいくつも置かれており、一つの部屋の中で見事な調和を見せています。
そして、リビングの真ん中には、しっとりと美しいヘリンボーンのフローリングに寄り添うように、まるでインテリアのような美しい佇まいのキッチンがありました。はじめて部屋に入った人をあっと驚かせる堂々たる存在感で、訪れた人を迎えてくれます。
ホテルのラウンジのように心地よい音楽が流れるお部屋で、M様に素晴らしいキッチンについてお話を伺いました。

■アンティークにオーダーメイド、ラオスの手作り工芸品。こだわりのものに囲まれて。

リビングに入ってすぐ目に飛び込んでくる大きなキャビネット。シンクやレンジがなければキッチンとは分からない。リビングに入ってすぐ目に飛び込んでくる大きなキャビネット。シンクやレンジがなければキッチンとは分からない。

―わぁっ、広いリビングですね。あ、こちらがキッチンですか。こんなに大きいのに、全然違和感がないですね。アンティークの家具がお好きと聞きましたが?

はい、この飾り棚とテーブル、チェスト。部屋のドアも実はそうなんです。一点ものだからサイズが決まっていて、入れてみたら実はよく閉まらないんですけど(笑)。昔は全然関心がなかったんですけど、一度よさを知ると、ね。アンティークって、二度と同じ物はないじゃないですか。

―そうですよね。ここにしかないものですよね。

ソファの色に合わせて特注したステンドグラス。リビングドアはアンティークの一点もの。どちらにもM様のこだわりがにじむ。ソファの色に合わせて特注したステンドグラス。リビングドアはアンティークの一点もの。どちらにもM様のこだわりがにじむ。

アンティークのサイドボードとダイニングテーブル。重厚感と存在感では、真新しいキッチンもまったく負けていない。キャビネットのこちら側についている扉は、一面が浅い食器棚になっていて、ほぼすべての食器が収納されている。アンティークのサイドボードとダイニングテーブル。重厚感と存在感では、真新しいキッチンもまったく負けていない。キャビネットのこちら側についている扉は、一面が浅い食器棚になっていて、ほぼすべての食器が収納されている。

―このテーブルクロスもそうですか?

これは、ラオスで買ったもの。向こうに学校を作る活動をしていて、この間買ってきたんです。

―そうなんですか。すごく丁寧な手仕事ですよね。ドア横のステンドグラスは?

あれは作ってもらったんです。ソファの色に合わせて、紫と黄色を入れてもらったんですよ。本当はもっと幅広にするはずだったんですけど。

―これがあるおかげで、玄関まで明るいですね。ソファはデザイナーズソファですか。

はい。このエリアは北欧でまとめてます。スワンチェアは京都で特注してもらったもの。たぶん世界でもここにしかないはずですよ。

―すごいですね。こだわりの一点ものがこんなにたくさんあるなんて。その中で、これだけの大きさのキッチンが何の違和感もなくなじんでいるというのは、すごいことだと思います。

■思った以上のキッチンに驚き。実物を何度も見て不安なくオーダー

―実際に、キッチンができあがったときはいかがでしたか?思った通りでしたか?

いえ、思った以上でした!「ああ、すごーい!」とテンションが上がりましたよ。まだ部屋は全然できていないときに、先にキッチンが届いていて。まだビニールを被ってましたけど、ただただ「うわぁー!」と。今まで見たことのないキッチンがそこにある!という驚きと感動。これが自分の家のキッチンだと思ったら、本当に嬉しかったです。

―DeWils のキッチンにはどのような形で巡り会われたんですか?

この家のデザインを手伝ってくれた友人の紹介で、DeWilsのキッチンを入れているお宅に2件お邪魔したんですね。そしたら、本当によかったんです、今まで見たことがないようなキッチンで。一件はリフォーム前を知っていたので、見たときは「ええーっ!?」とかなり驚きましたね。

―輸入のキッチンを作るということで、先入観や不安はなかったですか?

なかったですね。だって実物を見てるじゃないですか。ショールームにも2回行きましたし。何の不安もなく「こういうキッチンが欲しい」と言いました。

■スケルトンからの家づくり。間取りを変えて自然光たっぷりリビングキッチンに

東側の大きな窓から、昼間はたっぷり陽射しが入る。つり戸棚の中間を開けたことでキッチンのこちら側までとても明るい。東側の大きな窓から、昼間はたっぷり陽射しが入る。つり戸棚の中間を開けたことでキッチンのこちら側までとても明るい。

―こちらはスケルトンリフォーム物件なんですよね。キッチンの場所を、当初の設計から変えられたとお聞きしましたが?

そもそもの設計だと、入って正面、壁側にキッチンがくることになってたんです。でも、それだと日の光が入らない。窓がリビングの東側だけにあるので、ここからの自然光を取り込もうとするなら、キッチンはこの位置この向きがよいということで、ここに作ることにしたんです。おかげで、午前中は電気いらず。とても明るいですよ。

―いろいろ大変な点もあったようですね。

私より、大変だったのは業者さんたち。ダクトなど苦労する点もあったみたいですけど、本当にいいものを作ってもらったと思っています。

―キャビネットの素材は何ですか?

チェリー(桜)材です。チェリーかメイプルかで悩んでました。友達はメイプルで、もう少し白っぽいんですよね。しばらく甘い香りがするって言っていました。私は、もともと持っていたダイニングテーブルのチェアがチェリーなので、それに合わせたんです。

―すべて自分で選ばれたんですか?

材質、形、デザインすべてセレクトできたので、一つ一つ相談しながら、決めていきました。

―自由に選べるとなると、かえって迷ってしまいそうですね。

「こっちとこっち、どっちがいい?」と相談して、「こっち」と選んでもらっていました。

■背の高さに合わせたつり戸棚で、ストレスフリーなキッチンを実現

M様の身長に合わせたつり戸棚。部屋の真ん中にあるが、ほどよく空間が開いているので圧迫感が全くない。広いリビングの真ん中で、空間をよい感じに仕切っている。オーダーメイドだからこそ実現できる使い勝手のよさがDeWils キッチンの魅力だ。M様の身長に合わせたつり戸棚。部屋の真ん中にあるが、ほどよく空間が開いているので圧迫感が全くない。広いリビングの真ん中で、空間をよい感じに仕切っている。オーダーメイドだからこそ実現できる使い勝手のよさがDeWils キッチンの魅力だ。

―確かに、壁向きにキッチンを作ったら、自然光が入りにくくなりますね。

ええ。つり戸棚の真ん中を開けているのも、リビングのほぼ中心にキッチンが来るので、光を十分取り込むためにあえくり抜いているんです。

―ここが開いていると、キッチンも、さらに奥にある和室にも光が届きますよね。当初はつり戸棚なしで下のキャビネットだけ入れるご予定だったとか。

はい。でもショールームに行ったときに私がぼやいたんです、「これじゃ、食器が置けないじゃん・・・」と。シンク下にも収納はあるけど、食器以外にも鍋やら保存容器やらボウルやら、キッチンは何かと物が多いでしょう?そこで、つり戸棚をつけましょうということになりました。

―扉もちょうどいい高さですね。私の身長でも開けやすい。

これも、私の身長に合わせて作ってもらったんです。

―なるほど、だからちょうどいいんですね。一番上はガラスの収納になっていますね。手が届かないところだから、見せる収納にしようと?

明かり取りのためにガラスにしたんじゃないかなと思います。360°見えるから、さしあたり、実家にあった丸いクリスタルを飾っています。

■存在感たっぷりのタッチ水栓。見た目も使い勝手もバツグン。

ずっしりした重量感があるタッチ水栓。木製のキッチンキャビネットや独特な色合いの天板とも見事にマッチし、品格と輝きを添えている。実用的ながら生活感がないのが魅力。ずっしりした重量感があるタッチ水栓。木製のキッチンキャビネットや独特な色合いの天板とも見事にマッチし、品格と輝きを添えている。実用的ながら生活感がないのが魅力。

―この水栓、大きいですね!ツヤ消しゴールドが落ち着いた天板の色合いによく映えていて、とってもきれい。

何だか、ビールが出てきそうじゃありません?(笑)。これはショールームで一目惚れしたんです。レバーじゃなくて、タッチ水栓なんですけど、慣れるとすごく便利ですよ。唯一懸念されていたのが水圧なんですが、お水なら問題ないです。お湯だと少し圧が下がりますが、食洗機もありますし不便は感じていません。

―天板の色も珍しいですね。キャビネット扉の色にマッチしていて、光が当たるととてもきれいです。ブラウンのような、パープルのような。日本のキッチンではなかなかない色だと思いますが。

カタログの色見本を見たときは、微妙な色だったんですよ(笑)。でも、実際に入ってみたらよかったですね。

■ゴミ箱のこだわりを捨ててまで欲しかった「コーナー下収納」

L字型キッチンではデッドスペースになっても仕方ないとされるコーナー部分

回転して物が取り出せるターンテーブルを採用。無駄のない機能的なキッチンを実現している、M様お気に入りのスペース。

L字型キッチンではデッドスペースになっても仕方ないとされる部分に、回転して物が取り出せるターンテーブルを採用。無駄のない機能的なキッチンを実現している、M様お気に入りのスペース。

―ショールームで何か気に入られたものはありましたか?

私、ゴミ箱に結構こだわりがあるんですね。ショールームで見たゴミ箱に感動して、どうしてもつけたいと思っていたんですが、それ以上に欲しかったのが、これ。360°回転するターンテーブル型の収納なんです。

―どれですか?・・・・あ、これはすごい!回るから、奥の物も楽に取り出せるんですね。

初めて見たときは「何て画期的なんだろう!」と。鍋が全部入るし、回るから奥から無理して出さなくていいんです。生活をしていく上でこれは必要だ!と思ったので、ゴミ箱は妥協してもこれをつけることにしました。

―この部分は、普通は完全にデッドスペースになってしまうところなんですよ。でも、これなら無駄なスペースを作らずフル活用できますね。

いろんな形、サイズのお鍋も、全部ここに入っちゃいます。

―DeWilsのキッチンを1年使ってみて、何かご不満な点、使い勝手が悪い点はありますか?

ないですね。しいていえば、一番右端についている調味料入れの部分かな。開けるときはスッと引けるんですが、引くと、さしてあるお玉やら箸やらが広がってしまって、一度で閉められないんです。ここに柵をつけたらどうでしょうね。もっと、スッと閉められると嬉しいですね。傷もついちゃいますし。

■日本ではほとんどお目にかかれない、美しい木製レンジフード

通常はステンレス製が多いレンジフード。しかし、キッチンキャビネットに合わせて高級感のある木製の扉をつけた。通常はステンレス製が多いレンジフード。しかし、キッチンキャビネットに合わせて高級感のある木製の扉をつけた。

あと、この換気扇は手入れが楽ですよ。自分で洗える換気扇なのでフィルター交換がいりません。

―これは楽ですよね。この扉は何ですか?

ここは・・・(開けて)ダクトが入ってるんです。

―あ!全然気がつきませんでした。これは嬉しい!普通ここはステンレスで、いかにもキッチンという感じになっちゃいますけど、こんな工夫もできるんですね。

そうですね。

■自由自在に人が動ける広いワークトップで夢がふくらむ

広いワークトップはあちらからこちらから、出入り自由でとても使い勝手がよく、いつもスッキリ美しく片付いている。広いワークトップはあちらからこちらから、出入り自由でとても使い勝手がよく、いつもスッキリ美しく片付いている。

―こちらのキッチンは本当に広くて、3人くらいで同時にお料理しても全く問題なさそうですね。

本当は、もっと大きいサイズを考えていたんですよ。マンションでこれが限度だと言われて。でも、実際には、これで十分でした。壁がないし、天板の奥行きもこれだけあるし、こっちでピザ作って、こっちでパン作ってとか、できますよね。

―流れ作業もできちゃいますね。キッチンではどんなことに気をつけてらっしゃいますか?

物を出さないようにしようと。炊飯器もなし、生活感のあるものを出しっぱなしにしない、置くなら厳選したものをと考えました。ポットも見せてもよいものを選んでます。

―炊飯器、分かります!生活感があるキッチン家電をどうするかは私も悩みで。いっそお鍋でたこうかと思っているくらいです。

何が嬉しいといって、こんな素敵なキッチンがここにあることが嬉しいんです。このキッチンは「台所」じゃなくて「インテリア、家具」。そう思うから、いつもすっきり片付けておきたいと思うのかも。

つり戸棚下の照明から天板に光が美しく反射する。天板下に装飾を添えてインテリア性を高めたのは、DeWilsデザイナーのこだわり。つり戸棚下の照明から天板に光が美しく反射する。天板下に装飾を添えてインテリア性を高めたのは、DeWilsデザイナーのこだわり。

―最後に、ショールームの改善に向けてご意見をいただけますか?

ショールームのキッチンで調理体験ができるんですよね。全然知りませんでした。キッチン以外の家具も購入できるし、浄水器の設置をしてくれることも、ついこの間知ったばかり。もっと早く教えて欲しかったです。

―かしこまりました。本日は素敵なお部屋とキッチンを拝見させていただき、本当に楽しかったです。どうもありがとうございました。

家は住む人を表すといいますが、住む人のセンスのよさを、ここかしこに感じさせるM様邸。
そのセンスがギュッと凝縮したリビングで、キッチンもまたインテリアの一部のように美しく輝いていました。

センスにあふれ、心地よいリビング空間の一部として美しくとけ込んでいるキッチン。
これからM様のどんな暮らしに寄り添っていくのか、とても楽しみです。

■DeWilsデザイナーにも聞いてみました

―今回、設計に際して気をつけたのはどんなことですか?

リビングのドアを開けるとすぐ目に飛び込んでくる場所にキッチンがある。その点をよく考えてデザインしました。アンティークの家具をお持ちと伺っていたので、その雰囲気に合うものという点にも気を配りました。

―ワークトップ下に素敵な飾りがついていますね。

設置上、天板の端が部屋の真ん中にくるので、ストレートではなくアール型にしました。その分、天板の下に余裕ができたので、私のほうでキャビネットに似合うものを選んでつけさせていただきました。

―ワークトップの特徴を教えてください。

12mmのアクリル100%の人工大理石を使っています。横から見ると、アクリル製の粒がそのままの形で沈んでいるのがわかりますよね?継ぎ目のないハイクオリティの天板で、日に焼けませんし、美しい状態が長持ちします。

―シンクの素材は何ですか?

ステンレス製シンクに白いカラーをつけています。底面にはサイレントシートを貼り付け、強度を高めており、熱いお湯をザアッと流しても「ポコン」と鳴きません。こうしてシンクも見えないところでグレードアップさせています。

―扉のデザインが直線的でシャープですが、アメリカ製にもこういうデザインがあるのですか。

アメリカ製でも、最近では装飾が少ないモダンでシンプルなものもあります。いろいろなインテリアに取り入れてもらいやすいのではないでしょうか。

(インタビュー・記事:M.K. 撮影:Y.T. )